本の概要
この本は、実用的なヒーリングのための本です。
体や心に不調に対して、この本は2つのことを私たちに提供してくれます。
- その不調が私たちにどのようなメッセージを伝えているのか(内省と気づき)
- その不調に対してどのようなアプローチをすれば良いか(癒しの方法)
症状や体の部位ごとにメッセージと癒しの方法が紹介されているので、辞書のように使えます。
癒しの方法も、難しいものではなく、気軽に実践できるものとなっています。
本の紹介を交えた感想
こういった、体や心の不調がなぜ起こるのがあろうということを、思考パターンや溜め込んでいる感情を要因として解説をしている本がそもそもなかなか少ない中で、この本は実践的に癒しの方法や手順まで解説されていて、とても良い本だし、貴重だなと思いました。
著者:イナ・シガールのヒーリングに対する研鑽
この本の『イントロダクション』に著者であるイナ・シガールさんの経歴が書かれています。
この一部を紹介させてください。
彼女はこの癒しのテクニックを人を助けるのに使い始めたときのこと、夫にこうアドバイスを受けたのだそうです。
『「でまかせを言ってはいけないよ、自分が話していることが真実で、クライアントの助けになっていると確信していなければならないよ」と的確なアドバイスをしてくれました。また、彼はこうも言っていました。「効果がなければ、絶対にやらないこと!」私はその助言をずっと守ってきました。』
ここから先も、彼女は、クライアントさん一人ひとりにとって最善とは何かを考え、習慣やもはや役に立たなくなったテクニックなどにこだわる事なく、研鑽しているようです。
私はこのことに好感を持ちました。
辞書的に使える内容構成
内容は以下のように章立てされています。
第1章 体が伝える秘密の言葉
(病気の感情的原因・精神的原因・エネルギー的原因を癒すヒーリングの基本原則十か条/
身体的疾患とヒーリングの提言)
第2章 病が伝える秘密の言葉(身体的疾患・症状のリスト)
第3章 感情が伝える秘密の言葉(病気の原因となる感情を理解して癒す)
第4章 色が伝える秘密の言葉(それぞれの色が持つ特徴)
第5章 体組織が伝える秘密の言葉(体組織の系統と役割)
第1章には、体の部位ごとのメッセージとアプローチが、
第2章には、症状別にメッセージとアプローチが、
第3章には、ネガティブなものもポジティブなものも含め感情ごとに、
第4章には、ヒーリングアプローチでも使われる各色について、
第5章には、体の組織ごとのメッセージとアプローチが紹介されています。
それぞれの章内で五十音順になっており、辞書的に使いやすくなっています。
本書を活用する例
実用的かつ実践もしやすいので、一家に一冊あってもいいなと私は個人的に思います。
例えこういった内容の本に半信半疑であっても、該当する箇所を読むだけでも気づきにはなり内省するきっかけにもなるだろうと思います。
活用例:腕
例えばですが、私の場合ですが腕が凝りやすいです。
しかも腕が凝ってしまうと、とてもネガティブな思考になってしまい、自己肯定感が低くなる傾向があります(少し恥ずかしい暴露です笑)。時には腕が凝っていることよりも、ネガティブ思考になっていることに先に気がついて、もしかするとと触ってみてると発覚する、なんてこともあります。
ここで『第1章 体が伝える秘密の言葉』内にある『腕』の項目を見てみましょう。
【腕】
❖ 考えられる要因(両腕共通) ❖
自己表現できないという思い。行き詰まり感。無力感。頑固さ。変化に対する恐れ。やりすぎ、または手抜き。感情の抑制。葛藤と抵抗。心の中の限界や葛藤が原因で、新しい絶好のチャンスをみすみす逃すこと。
内省してみて、確かに腕が凝ると行き詰まり感が増しています。
それに私は頑固なところもありますし、まぁそんな性格傾向よりここで気になるのは、確かに振り返ってみると、頑なな姿勢でなにかに取り組んだあと、腕が固くなっているなぁと思い当たったことです。自然と腕に力が入り、また力を抜くことなく活動してしまっているのでしょうね。
ちなみに本ではこの先の展開として
『右腕』『左腕』解説、そして『❖ ヒーリング・プロセス ❖』へと続いていきます。
これらの情報は、私に気づきと内省を促してくれますし、ヒーリング・プロセスも行い、私の心身に心地よさをもたらしてくれています。
慢性的に頻発するということは、
思考パターンや感情パターンが癖になってしまっているにゃ!
癖が治らないと症状は出るし、ましてや一朝一夕では根本治療にはならんにゃ。
継続するにゃ!
頑固にならずにじゅうにゃん(柔軟)に生きるにゃ〜〜〜
まとめ
実用的かつ実践もしやすいので、一家に一冊あってもいいなと私は個人的に思います。
例えこういった内容の本に半信半疑であっても、該当する箇所を読むだけでも気づきにはなり内省するきっかけにもなるだろうと思います。是非『体が伝える秘密の言葉─心身を最高の健やかさへと導く実践ガイド』をお手にとって、役立たせてもらえたらなと思います。
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