この記事では、アロマティカス（Plectranthus amboinicus）を使ったハーブティーの淹れ方と、その独特の味や風味についてご紹介します。
アロマティカスとは？
アロマティカスはシソ科の多年草で、ぷにぷにした肉感のある丸みを帯びた葉の触り心地の良さや可愛らしい見た目から観葉植物として人気があり、分類的には多肉植物であり、ハーブでもあります。香りはミントに似た爽やかな香りが特徴です。
今回はこのアロマティカスを食べることもできるということで、
ハーブ活用の定番であるハーブティーを淹れてみました。
アロマティカスの活用方法や育て方をまとめた記事はこちらです↓
今回参考にさせていただいたブログ記事です。ありがとうございます！↓
アロマティカスでハーブティーを淹れる方法
アロマティカスでハーブティーを淹れる場合、フレッシュな葉を使うのがオススメです。
①葉の準備
- まずはアロマティカスを必要な量だけ収穫しましょう。
- 今回はフレッシュな葉を使います。
- アロマティカスの葉をカップ1杯(200-250ml用)につき大体４〜６枚用意してください。
画像では強めの切り戻しも兼ねて収穫しましたので、かなり長さを摘んでいますが、ここまでの長さのものを採らなくて大丈夫です。むしろ良く育った葉には少し苦みがあるそうなので、上から2つ目くらいの葉あたりで摘むと良いようですよ！（ちなみに今回はあまり苦味を感じませんでした）
- 葉は軽く水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
②葉の処理
- 葉を適度にちぎります。
- これにより香りが引き立ちます。（逆にちぎらないと、あまり香りや風味がティーに移らないそうです。）
- 手のひらで軽くもみほぐす方法もあるようです。
あまり葉を細かくちぎりすぎたり、強くもみすぎるたりと苦みが出たり葉の青臭さが出るので、大きくざっくりと、軽くちぎるぐらいでＯＫです。
③抽出
- 準備した葉をティーポットに入れます。
- 熱湯を注ぎます。
- この時、紅茶を淹れる時と同じように、葉をジャンピングさせるのを意識して、少し高いところからお湯を注ぎます。＊あまり高いところから注ぐのは危ないですので、無理のない高さから注ぎましょう。
高いところから注ぐことによって、空気が含まれているのが見えますでしょうか？
葉がポットのお湯の中を空気の流れに乗って動くことで、葉から味や香りを引き出されるのを促進します。
- 蓋をし、３〜５分間蒸らします。
④仕上げ
- 茶こしで葉を取り除きながら注ぐことで完成です。
アロマティカス ハーブティーの味と風味
飲んでみた感想
- 今回は３分間蒸らした１杯目と、５分間蒸らした２杯目の両方を飲み比べてみました。
- 今回写真撮影を協力してくれた旦那(サニーさん)にも感想を聞きましたので、対談形式にしております。（旦那はお料理するお仕事しているので参考になるかと思います！）
３分蒸らしたアロマティカスティーの感想──
アロマティカスの香りはちゃんと移っていてしっかり香りが出てますね
清涼感があるね。結構スッキリした感じ
ハーブティーって他のハーブと混ぜたりとかが多いんやけど、これはもうこれだけでも飲みやすいね。
時間も多分3分位でいいと思う？
そうだね。時間3分が良いね。
青臭さはあんまり感じないし、雑味も少ないというかむしろ雑味はないかなぁ。
喉に効きそうだね。
5分蒸らしたアロマティカスティーの感想──
味がしっかり出てる
味を何て表現すればいいだろ。
……ごまっぽい？
炒りごまから香ばしさをなくした青っぽい感じ……。
って美味しくなさそうだけどおいしいよ！
まぁその風味に、清涼感があるかんじ、かなぁ。
これは一回飲んでもらわないと表現難しいかもね
美味しくて、効きそう
あとこっちの方が粘性があるね！
味にまろやかさがあるけれど、粘性を感じれるからもっとそれが強調されてる気がするよ。
この日は子どもたち(年齢＝7,5,5)もいて、飲みたがっていたので少量渡しましたが、みんな「美味しい！」と言っていました。それくらい飲みやすいテイストでした。
感想まとめ
アロマティカス ハーブティーの味と風味は、まとめるとこのような感じです。
- 香り:
- アロマティカスそのままの香りが上手く移っていました！
- フレッシュなミント調の香りです
- ペパーミントよりもマイルドで、スペアミントに近い印象です。しかし、独特のニュアンスがあり、単純にミント系のハーブとは言い切れない奥深さがあります。
- 味:
- さっぱりとした清涼感
- ほんのり控えめな甘み
- 子どもたちの中の1人が「甘くておいしい！」と言っていました。確かになるほど、ほんのり甘味があるなぁと思いました
- 一般的には ほんのりとした苦味 もあるようですが、今回は感じられませんでした
- アフターテイスト:
- 口の中に爽やかな清涼感が残りました
- わずかに香りの余韻が残ります
- ５分蒸らした方は少し粘性が感じられました
楽しみ方のバリエーション
今回はホットハーブティーとして楽しみましたが、今回のティーを元にアロマティカスを楽しむバリエーションがあるか調べてみました。また今あるアイデアも書き留めておきますね。
まとめ
アロマティカスのハーブティーのさわやかな香りとまろやか味わいは、日々の忙しさから一息つきたいときや、リラックスしたいときにぴったりだと思いました。
思った以上にクセも強くなく、飲みやすくて、いい発見ができました！
ぜひ、一度ご自身でお楽しみくださいね。
良いハーバルライフを！
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