エキナセアは宿根草なので、株分けで増やすことが主流ですが、種まきで増やすこともできます。
本記事では、エキナセアの種を採種する際のポイントやタイミング、手順をお伝えします。

種から育てていたエキナセア・プルプレアがこの夏、立派に花を咲かせてくれました🌸
残していた花も晩夏には良いシードヘッドになってましたよ。
今回はそのエキナセアを収穫し、採種に初挑戦してみました!
自家採取のポイント
エキナセアに限らず、自家採種する際の基本的なポイントをまとめました。
- 健康で強い親株を選ぶ
- 病気や害虫の被害がある株からは採種しなようにしましょう
- また、できれば複数の株から採種して、遺伝的多様性を確保するのがオススメです
- 適切な時期(種が完熟した頃と作業をする日の天候)を見極める
- 晴れた日の午後に採種すると、種子が乾燥していて作業しやすくなります
- 雨の日や朝露がある時は避けましょう(カビの原因になります)
- 清潔な道具を使用し、雑菌の混入を防ぐ
- 種子を丁寧に取り出し、傷つけないよう注意する
- 種子以外の植物片はできるだけ取り除きます
- 適切な方法で乾燥させ、最適な環境で保存する
以上を踏まえて採種してみましょう!
エキナセアの適切な採種のタイミング
採種にはタイミングが重要です。
エキナセアの場合、一般的に花が咲いてから6〜8週間後が最適とされているそうです。
また、以下の特徴を確認しましょう。

- 花びらが完全に落ちている
- 種子の頭が茶色く変色している
- 種子の頭が乾燥して硬くなっている
- 軽く揺らすとカラカラと音がする
これらの特徴が見られたら、採種の準備が整ったサインです。早すぎると未熟な種子になり、遅すぎると種子が自然に散ってしまう可能性があります。
採種の手順
では、採種してみましょう。
先ほどもポイントとしてお伝えしましたが、まずは作業に適する天候として、晴れた日の午後に採種するのをオススメします。一方で、雨の日や朝露がある時の作業は避けましょう。
1.清潔なはさみで種子の頭を切り取る
使用する道具は清潔なものを使い、雑菌の混入を防ぐようにしましょう。
2.種子を取り出す

採種した種をこぼさないように、紙袋やボウルに種子の頭を入れるか、パッドなどを用意します。
手でもみほぐし種子を取り出しましょう。
3.ふるいにかけて、種子と不要な部分を分離する

ふるいにかける他に、可能であれば、風で軽く煽ってゴミを取り除くようにしてもいいでしょう。
このとき、丁寧に作業をして種子を傷つけないようにします。
殻を取り除くことに強くこだわって種子を傷つけてしまうよりも、この後の保管の方法の方が大事になりますので、多少大雑把でも大丈夫です。
ゴミを取り除く際に、どれがゴミなのかを知っておく(または見極める)必要があります。

エキナセアの種はオレンジ円の下半分の形をしていた記憶があるのですが、今回は中身が出ている感じでしょうか……?種子を取り出すときに飛び出てしまった……?下半分の皮っぽい部分のみになっているものもあったのですが、押してみると、中身がスカスカな感じでした。
ですので、今回は中身が飛び出したであろうと想定して、画像の赤丸が種子なのかな?と判断しました。種まきしてみて、発芽するか観察してみようと思います。
[参考]Google検索をしたときの種子の画像

種子の保存方法
採取したエキナセアに限らず、種子を長期保存するには、適切な保存方法が欠かせません。
- 紙封筒や紙袋に入れる(プラスチックは湿気がたまるので避けます)
- ラベルに品種名と採種日を記入して貼付ける
- 密閉容器に乾燥剤と一緒に入れる
- 湿気は種子の大敵。乾燥剤の使用が有効です。
- 冷暗所で保管する
- 温度変化の少ない場所で保存しましょう
- 定期的に状態をチェックし、カビや虫害がないか確認します
適切に乾燥・保存された種子は、2〜3年は発芽力を維持するそうです。
ただし、新鮮な種子ほど発芽率が高いので、できるだけ早く使用することをお勧めします。
種まきの方法についてはこちら↓

最後に
今回はエキナセアの種を採種する際のポイントやタイミング、手順についてご紹介しました。
今回がエキナセアの初の採取でしたので、また今後も経過を見て本記事を更新していきたいと思います💪
またエキナセアについて質問や、実際に育ててみた感想などありましたら、気軽にコメントくださいね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵なハーバルライフを!